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今年で3回目の開催となる品川区で、子ども家庭支援センターの協力のもと、親御さんやきょうだいなどの家族の介護をしているヤングケアラーの子どもたちと若者、53人に5枚綴りのみせしょくチケットを配布しました。チケットの活動としては、外食の経験が少ない環境の子どもたちに対象をしぼりこんだ、初めての試みです。

参加店で食事をした子が、ラーメンの写真を嬉しそうに支援センターの方に見せて報告してくれたなどのエピソードもあり、楽しんでくれたようでした。また、参加してくれた飲食店さんは、毎年参加してくれているお店だったこともあって、大きな問題もなくスムーズに実施できた印象です。
みせしょくの活動においても、人材不足や食材の価格高騰など、直近の飲食店をとりまく環境が大きく影響して、参加店舗が減っている実状がありますが、今回のように、チケットをお渡しする対象の子どもたちをしぼりこんで小規模で実施することで、参加店が少ない状況でも実施できることもわかりました。

課題としては、これまでと比べるとチケットの回収率も低く、テイクアウト店舗の利用に大きく偏りが出ていることから、ヤングケアラーの生活環境自体が、外出に捻出する時間が少ない環境にあって、店内飲食よりもケアをしている親御さんやきょうだいのために、持ち帰って食事をしたいという事情もあったかもしれません。

今後は、配布対象の方の環境や特性を理解しながら、テイクアウトをメインとするなど、オーダーメイドで企画していきたいと思います。

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