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今回のみせしょくパーティーは、豊島区内のシングルマザーの親子を貸切でご招待しました。

続いた雨の日もやっと終わりを告げ、晴れ間も見られるようになった10月の昼下がり、NPO法人glowseeds かがやくたね(以下、かがやくたね)を通じて、シングルマザーの親子38人を池袋の馬肉専門バル「跳ね馬」へ招待しました。

開催にあたって挨拶をする川瀬理事長。

今回の企画は、以前「ライス!ナイス!プロジェクト」でみせしょくチケットを配布した際のご縁から実現しました。当時「認定NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク(以下、WAKUWAKU)」でボランティアをされていた村上さんと、今年6月の交流会で再会。同じく以前お会いした後藤さんと一緒に「かがやくたね」を設立されたことを知り、今回のご招待へとつながりました。
今年5月に初めて実施した、シングルマザーの親子をご招待するイベントが大変好評だったことから、「ぜひ『かがやくたね』でも開催しよう」と意気投合し、今回のパーティー実現に至りました。

5月のご招待の様子はこちら
https://www.ihd.co.jp/wp/csr/news/202606232855

「かがやくたね」は、豊島区内のシングルマザーの女性を対象に、就労・自立・居住支援などを行う団体です。日頃は本の配布支援イベント「BOOK BAZAAR」や料理教室なども開催しています。村上さんと後藤さんは、WAKUWAKUでこども食堂の活動に関わった経験がありますが、飲食店での食事会は今回が初めてとのことです。

「これからどんな料理がくるのかな」とわくわくした様子の子どもたち

今回の会場「馬肉バル 跳ね馬 池袋東口店」は、明るく清潔感のある店内で、フレンチ・イタリアンの手法を取り入れた馬肉料理を提供しているお店です。実は同店では、以前からこども食堂も毎日実施しています。事前の予約が必要ですが、小学生以下なら無料で栄養満点の定食を食べることができます。

この日のみせしょくパーティーに参加した子どもたちは、3歳から高校1年生まで。集合時間に集まった親子を順に席へ案内します。同年代の子どもたちが同じテーブルになるよう配慮して席順が決められました。お母さん同士は初対面でもすぐに打ち解け、各テーブルから楽しげな声が聞こえてきます。あるテーブルでは、お子さんが保育園の同級生だったママ友と偶然向かい合わせになったというお母さんもいました。「子どもが男の子と女の子なので、こういうイベントぐらいしか顔を合わせることがなくて、久しぶりに会えてうれしいです」と、お母さんたちは声をそろえます。

コース料理の初めは、馬肉のカルパッチョとシーザーサラダです。料理を運ぶのは、店のスタッフに加えて「かがやくたね」理事長の川瀬さん、そして村上さんと後藤さん。お店からは3人の席も用意されていましたが、その席を一つでも親子のために使ってほしいと、今回は給仕役に回ったそうです。
子どもたちの食べるペースに合わせて、馬肉を使ったミニハンバーグ、馬肉のグリル、生地から手作りの焼きたてのピザが次々に運ばれてきます。そして料理の最後は、同店名物の馬肉のボロネーゼパスタです。「自分たちが作った料理を、子どもたちが美味しそうに食べてくれるのは嬉しいですね」とスタッフの皆さんは話します。

今回提供された料理の数々。ボロネーゼやハンバーグ、ソーセージも馬肉を使っています!

馬肉は、日常的に目にする食材ではないこともあり、今回の参加者の中にも、親子ともに初めて食べるという人が多くいました。「いつものお肉と違う!」「美味しい!」「もっと食べたい!」という弾んだ声が聞こえてきます。そんなうれしそうな子どもを見て、お母さんも笑顔になります。

コースの最後はアイスクリーム。3歳の男の子が器をうまく持てず、落としてしまうハプニングがありました。お母さんがすかさず自分の分をあげようとすると、「ママの分がなくなるからいい……」と男の子。お店のスタッフがすぐにもう一つアイスクリームを出してくれて、母子ともに笑顔でお礼を言いました。一瞬、店内に緊張が走りましたが、最後は温かな空気に包まれました。

「お肉美味しい!」と馬肉のローストを頬張ります。

コースを食べ終えた親子たちは皆、馬肉料理のファンになった様子です。「好き嫌いの多い子ですが、食べやすい料理にしていただいたのでしっかりお腹いっぱいになったようです」との声も。毎日開催しているこども食堂のことを聞くと、「絶対に来たい」という声も聞かれました。
参加した親子たちにとって、貸し切りで味わう馬肉のコース料理は、非日常の体験として得難い思い出の一つになったようです。「かがやくたね」の後藤さんは、「子どもたちがみんな楽しそうで幸せそうで、それを見ている私たちもとっても幸せな気持ちになりました」と話していました。

小さな子どもがいるシングルマザー家庭では、外食の際に周りに気を遣って楽しめないこともあります。今回も、そんな話をしてくれるお母さんがいました。また、昨今の物価高騰もあり、満足のいく食事があまりできないという声も聞きます。今後も、ひとり親家庭の子どもたちが美味しい料理をお腹いっぱい食べられる機会を、「かがやくたね」をはじめとする団体とともにつくっていきたいと思います。

NPO法人glowseeds かがやくたねホームページ
https://www.kagayakutane.com/

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